新しい食習慣をつくった会社
横浜の企業シリーズ第2弾。
今回は「エバラ食品工業 株式会社」についてまとめてみました。
「焼き肉のたれ」でお馴染みの会社ですね。
東京のイメージがありましたが、創業時の本社は横浜市神奈川区、現在は西区のみなとみらいに本社を置いています。
名前の由来
創業初期に生産を行っていた工場が東京都荏原区にあったため。
創業経緯
✔1958年、ソースやケチャップの製造を目的として設立。
✔当時焼肉といえば「外で食べるもの」と相場が決まっていた中で、「焼肉を何とか家庭に持ち込めないものか、美味しい焼肉のたれを作れば新しい食習慣が普及するはずだ」という思いから試行錯誤の末に1968年に「焼肉のたれ」を完成。爆発的なヒットを起こす。
事業内容
①家庭用食品事業(売上全体の約67%)
✔焼き肉のたれ「黄金の味」を中心とした肉まわり調味料系が売上全体の約30%
✔一つの容器に一人分の鍋の素が入った「プチッと鍋」や「すき焼きのたれ」等の鍋物調味料系が売上全体の約23%。
✔「浅漬けの素」を中心とした野菜まわり調味料系が売上全体の約8%
✔「横濱舶来亭カレーフレーク」やチルド系食品等が売上全体の約5%
②業務用食品事業(売上全体の約17%)
✔外食チェーン店等向けに業務用の調味料等を販売。
③物流事業(売上全体の約11%)
✔自社で物流倉庫と運送サービス部門を保有。他社向けにもサービスを行っている。
④その他
✔広告宣伝事業、人材派遣事業等
決算
直近の2020年3月期(2019年4月~2020年3月)決算は
売上512億(前期比マイナス0.2%)、営業利益23億(前期比マイナス3.4%)
減収の主な要因はコロナウイルスの影響による飲食店向けの業務用食品事業の停滞等。
しかし2020年2月、「黄金の味」シリーズで32年ぶりに新テイストの「黄金の味 さわやか檸檬」が登場。メディアや店頭での露出を高めたことにより、『黄金の味』シリーズ全般の売上が向上したことや鍋物調味料シリーズが依然好調なこともあり予想よりも損失は小さかったようです。
2021年3月期の四半期決算(2020年4月~6月)は家庭用食品事業の業績好調により増収増益。
昨年新シリーズ登場の広告宣伝費出した分、今期の利益率は高そうですね。
はい、私なりの解釈なので「説明が足りない・間違っている」点があると思います。すみません(先に言っとく)
*参考文献
エバラ食品工業株式会社HP